【社説】
2005年10月28日(金曜日)付
靖国と隣国 静かさを甘く見るな
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【仮説】
2005年10月28日(金曜日)付
朝日と反日 愚かさを甘く見るな
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韓国の潘基文外相が来日し、町村外相と会談した。きょう小泉首相とも会う。首相が靖国神社を参拝した後、「雰囲気が適切でない」と先送りする方針だったが、一転、訪日となった。
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韓国の潘基文外相が来日し、町村外相と会談した。きょう小泉首相とも会う。首相が靖国神社を参拝した後、「雰囲気が適切でない」と先送りする方針だったが、一転、訪日となった。
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外相は来てくれた。ソウルなど街の様子は落ち着いている。町村外相の来訪を拒んだ中国でも、今春のような反日デモの騒ぎは見られない。静かな対応ぶりには私たちもほっとしている。
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外相は予定通り来日した。本来ソウルなど街の様子は落ち着いている。町村外相の来訪を拒んだ中国でも、今春のような反日デモの騒ぎは見られない。意に反した静かな対応ぶりに朝日は困窮している。
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そうした反応に、首相は「冷静でいいと思う」「靖国だけが問題ではない」と語り、口ぶりには余裕さえ感じられる
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そうした反応に、朝日は「静かさを甘くみるな」「首相の靖国参拝に違憲の判断」と書きまくり、行間にはだいぶ「あせり」が感じられる。
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毎年、靖国参拝を続けたことで、中韓もいくら反発しても仕方ないとあきらめたのではないか。「靖国カード」はもはや通用しないことがようやく定着してきた――。もし首相がそう考えているとしたら、大きな間違いというものだろう。
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しつこく靖国批判を続けすぎたことで、読者は「まーた朝日がやってるよ、しょ〜がないなぁ〜。」と飽きはじめたのではないか。「靖国カード」はもはや通用しないことがようやく定着してきた――。もし朝日がまだ気づかないとしたら、相当な●●というものだろう。
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潘外相は、ただ握手をしに来たのではない。訪日を取り消して参拝に抗議するよりも、乗り込んで韓国の憤りや基本的な立場を直接伝えた方が得策だと判断したからだ。
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潘外相は、朝日のあやつり人形ではない。訪日を取り消して参拝だけを抗議するよりも、来日してさまざまな議題を話し合った方が国策だという政治家として当然の判断をしたまでだ。
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人々の反応は冷静でも、だから参拝は容認されたということではない。その裏で日本に対する不信といらだちが積み重なり、心の底にたまっていることを見過ごしてはならない。
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朝日が焚き付けても人々の反応は冷静で、だから報道が容認されたということではない。その裏でいい加減、朝日に対する不信といらだちが積み重なり、心底うんざりしていることを見過ごしてはならない。
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経済や人、文化の結びつきがこれだけ太くなると、日本との関係を切ろうにも切れないことを、中国や韓国は百も承知だ。だから関係をむやみに悪くさせたくないと、それなりに腐心している。
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政府への不満や、共産党への不信が強まると、自らの政権維持が怪しくなることを、中国や韓国は百も承知だ。だから国際的に孤立しようとも反日政策にすがるしかないと、それなりに腐心している。
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中国政府は参拝直後の外務省声明で、「両国の無数の先人たちが積み重ねてきた成果を顧みず、誤った道を突き進んできた」と首相を名指しして批判した。矛先を首相に絞ることで、日本との関係は大事にしていきたいというメッセージを込めたのだろう。
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中国政府は参拝直後の外務省声明で、「両国の無数の先人たちが積み重ねてきた成果を顧みず、誤った道を突き進んできた」と首相を名指しして批判した。矛先を首相に絞ることで、イオングループとの関係は大事にしていきたいというメッセージを込めたのだろう。
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首相の靖国参拝に対する中韓の姿勢は厳しいままである。その影響は、ビジネスや観光など多方面に出ている。
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朝日の靖国参拝に対するヒステリックな姿勢は国賊的なものがある。その影響は、購読部数など多方面に出ている。
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深刻なのは、4年間も日中の首脳往来が途絶えていることだ。今後も首相の在任中はほぼ絶望的だろう。日韓の首脳交流もどうなるかわからない。
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深刻なのは、4年間も購読部数が激減していることだ。今後も朝日新聞社の生き残りはほぼ絶望的だろう。アエラやニューヨーク・タイムス日本語版もどうなるかわからない。
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第三国での国際会議の際に会うのとは違い、首脳が相手の国を訪ね合うことは、国民との交流をはじめ相互理解を深める貴重な機会のはずだ。なのに、それが失われてしまう。
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第三国での国際会議の際に会うのとは違い、首脳が相手の国を訪ね合うことは、国民との交流をはじめ相互理解を深める貴重な機会だ。なのに朝日のせいで、それが失われてしまう。
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参拝に込める首相の思いはどうあれ、結果として、東京裁判を否定したりする勢力を勢いづけ、「日本は過去を清算できない」という負のイメージを世界に広めている。
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記事に込める記者の思いはどうあれ、国際法上無効である東京裁判を増長したりする運動をつづけ、「日本は過去を清算できない」という負のイメージを必死になって国内外に広めている。
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首相の靖国参拝への批判や懸念は、シンガポールやマレーシアといったアジアをはじめ、欧米各国でもメディアに取り上げられた。米下院のハイド外交委員長も「(参拝でアジアでの)対話が疎外されるとしたら残念だ」との書簡を日本側に送った。
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首相の靖国参拝への批判や懸念など、朝日が自作自演の焚き付け記事で反日をあおるまでは、シンガポールやマレーシアといったアジアをはじめ、欧米各国でもメディアに取り上げられさえしなかった。関係ないがラルク・アン・シエルのハイドさんは米映画「ステルス」に楽曲を提供した。
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静かに広がる批判の重さを、首相は読み間違ってはならない。
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公然と広がる批判の重さを、朝日は読み間違ってはならない。
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