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「はやぶさ」 |
2010年6月13日23時 「はやぶさ」が地球へ帰ってきます!!
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hayabusa
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「はやぶさ」を知らなかった人のための 3分でわかる!「はやぶさ」ストーリー (動画も含めて12分) |
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はやぶさが、地球に帰ってくる。
サクッと読んでもらえるように書いたから、どうか最後まで読んで欲しい。
そして今週もし、テレビから「はやぶさ」と聞こえてきたら、 ニュースが流れたら、特番が放映されたら、
どれでもいいから、見て欲しい。
2分20秒の予告編 http://www.youtube.com/watch?v=6tr2__Tv2I4
数々の栄冠 いくつもの人類初・世界一 創意工夫 技術の継承 驚くべき低予算 ・・・
色々なキーワードが浮かぶけれど、 日本人に生まれたことを誇りに思える、そんなミッションだった。 近いイメージとしては、トム・ハンクス主演の映画「アポロ13」に 「武士道」と「スポ根アニメ」と「プロジェクトX」を混ぜた感じ を思い浮かべてみて。
あらゆる事態を想定し、 加えて、想定外の事態にも対応できるような あらゆる準備をしておくこと。 困難は創意工夫で乗り越えられること。 そして、決してあきらめないこと。
はやぶさミッションは、それらすべてを、やって見せてくれた。
http://www.youtube.com/watch?v=6kZbeAK-vBE
ところで「はやぶさ」と聞くと、
小惑星の岩石を採取して持ち帰る「サンプルリターン計画」のための探査機
と思われがちですが、
そもそも、この計画の目的は、 日本のISAS(宇宙科学研究所)が世界ではじめて開発した 画期的な推進装置 「イオンエンジン」の実証試験を行うこと。
いまの段階で、すでにミッション大成功なのだ!
旅立ち早々から エンジン故障 姿勢制御装置の不具合 電池の故障... 数々のトラブルに見舞われながらも、
2005年9月 はやぶさは、地球から約3億km離れた小惑星「イトカワ」に到着した。
小惑星イトカワの大きさは全長約400m。(石油タンカーくらい) 重力は地球の10万分の1以下。 そんなちっちゃな小惑星へ、はじき飛ばされないよう着陸するには、 繊細で高度な技術が伴うことは言うまでもない。
それだけでもスゴイ!のに、さらに 月以外の天体から「世界で初めて」岩石試料を採取して地球へ持ち帰るという
とてつもないサンプルリターンを狙ってしまうという大胆さ が イイネ! (ちなみに、月と小惑星とでは距離の遠さが、月とスッポンである。)
じゃあ、その低予算で、どうやって岩石試料を採取するかというと、 長さ1メートルの筒を降ろし という方法が考案された。
ちなみに、これらの制御はすべて、はやぶさ自らが自律的に判断して行う。 だって地上からコマンドを打っていたら、応答がかえってくるまで30分もかかっちゃうもんね。
さぁ! いよいよイトカワに着陸し、星のカケラを採集する日の明け方、 管制室の様子がインターネット中継された。 順調に中継されていたが、フリーズしたように、動かない画面... 状況がわからない... 「どうした!? 何があったんだ?!」 かたずを呑んで見守っていると...
午前7時ごろ、的川教授がカメラに向かってVサインを出した!
あのときの感動と興奮は、今も忘れられない。 そして、運用メンバーたちの机上にごく自然に置かれてあった
リポビタンDの茶色い小瓶。
「あの瓶の中身はいったいなんだ?!」 「どんな秘密がかくされているんだ?!」
と、世界が釘付けになった。
・・・にちがいない。
(運用チームはリポDでカンパイしたのでは??と、思われても不思議じゃないほどの空き瓶だった)
が、喜びもつかの間、深刻なトラブル発生!!!
だが、臼田にある64mアンテナが、奇跡的にはやぶさの電波をとらえることに成功。
ふたたび地球帰還に向け、試行錯誤がはじまった。
ところが!!!
4基のエンジンのうち3基が停止...。 着陸時の衝撃で傷ついた「はやぶさ」の身体は、ボロボロなのだ。 このままでは推力不足で地球に戻れない。
「はやぶさ、地球帰還は絶望的!」
との報道がかけめぐった。
なんと停止していた2基のエンジンを組み合わせることで、1基分の推進力を得ることに成功。(←ネ申)
こうして、はやぶさは予定より3年遅れという時間をかけ、 ゆっくりと、地球への帰路を進むことになった。
すでに耐用年数を2.5倍超過。(人間なら200歳!?) 打ち上げ以来の総飛行距離は約45億キロ。 ほとんど全損に近い状態で、傷ついてボロボロになって、満身創痍の身体で、それでも地球へ... くそぅ...
その「はやぶさ」が、ついに地球へ帰ってきます。
2010年 6月13日
高度20万kmで地球帰還カプセルを分離。 耐熱シールドで包まれたカプセルは秒速12kmで大気圏に突入! はやぶさも後を追い、大気圏に突入する!
その夜、オーストラリアでは、二筋の流れ星が見えるのだろう。
もうひとつは、往復約50万kmの旅を終えて帰ってきた、はやぶさ。
まるで母親が胎内の子供を送りだすように イトカワのお土産が入ったカプセルを地球へ送り届けたあと
はやぶさは、大気圏内で燃えつき、
その任務と生涯を終える。
6月13日(日) 23時!!
(JAXA/ISAS)
JAXA公式 特設サイト はやぶさ、地球へ 〜帰還カウントダウン〜
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(大正製薬)
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