天文台マダム日記
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裏NAO!
天文台マダム直伝 特別公開日攻略法(2004年度版)

※2004年度の特別公開は終了しました。

このページは残しておくので、また来年の参考にしてね! 2003年度版 2002年度版   

 2004年度版

特別公開日攻略法

 なぜNAO?

天文台見学における危機管理

ハチに刺されたら

目に虫が入ったら

耳に虫が入ったら

蚊に刺されたら

チャドクガに刺されたら

ドクガに刺されたら
いよいよ間近にせまった国立天文台三鷹キャンパスの特別公開

今年は 10月23日(土)10:00〜19:00  

※ 一部の施設は17:00までの公開 スタンプラリーの受付は16:30まで

今年のメインテーマは「第二の地球を探せ!」

特別公開についての公式ホームページこちら 

 これは、当日公開される全ての観測施設,実験装置、展示・陳列を見学し、同時にスタンプラリーをこなし、なおかつ、講演会を2つとも聴き天文台生協の食堂でふだん天文学者が食べている味に舌鼓をうち、天文相談コーナーで研究者に直接質問してお話をうかがい、夜間は天体観望会を堪能し、NAOグッズのお土産を手に帰るという、NAOを愛するアナタに贈る

三鷹キャンパスを全制覇するための秘策である。

 

 関東近県にお住まいの方ならば、「天文台歴史館」と「展示室」は常時公開でじっくり見学すると割り切って、特別公開日には、この日しか見られないところに的を絞るというのも、ひとつの方法だと思う。また、大人気の 4次元デジタル宇宙実験シアターについても、*月に1回、定例観望会の日に公開されているので、いまのところ特別公開日以外にも見学のチャンスはある。(*往復はがきで事前に申し込む) 

4次元デジタル宇宙実験シアターって何?  → 国立天文台・天文ニュース (637)へ

4次元デジタル宇宙実験シアター見学について  → 公式ページはこちら

 それでは、これまでのワタクシ自身の見学経験から、

特別公開日ならではのポイントをいくつか書かせていただきマス。

 

 

 

 服装

 三鷹キャンパスの敷地は意外と広い。建物内では階段の上り下りもあるので、歩きやすいクツと、それに合わせたカジュアルな服装が望ましい。女性の場合も、よほど天文学者にフェロモンをふりまきたいのでなければ上記に準じたほうがよい。ミュールやハイヒールでは歩くのに効率が悪いし、ミニスカートでは(いろんな意味で)危険な場所あり。 

 

 持ち物

 A4の書類が入る大きさのバッグ類を持っていこう。天文台の書類はA4が主流だ。各研究系でもらえるパンフレットや望遠鏡メーカーのパンフレット、クイズに正解するともらえるペーパークラフトなどは美しく持ち帰りたい。私は大きめの手さげ袋か、肩掛けできるトートバッグを愛用。クリアホルダーがあれば、よりgood!

 

 ちょっと便利な持ち物

 当日は屋外で軽食の販売がある。例年、食べ物が購入できる場所は、北研究棟わきや生協前などのグラウンドまわり。ただし、これらの近辺にはベンチがないので、ちょっと腰を下ろして食事を... なんてときに一人用レジャーシートがあると便利だ。グラウンドわきの一部の木陰に限ってだが、レジャーシートでお昼を食べている人々を見かける。とくに「子連れで食堂に入ると子供の食事に時間がかかるから、待っている人に気を遣っちゃうのよね〜」といった悩みをお持ちの小さなお子様連れの方にはオススメ。

 とはいえピクニック会場ではないので、大々的に場所をとって「どんちゃん騒ぎ」なんてことは、ありえない。もちろん、ゴミは片づけましょう。

 

 当日のお天気はどうかな...?

 必要なら、雨具の用意を。

 国立天文台がある三鷹市大沢のピンポイント天気予報は こちら(yahoo!天気情報)

 午前10時00分

 ゲートオープンと同時に朝一番で入場する。もちろん、正門の前で開場前から並んで待つことは言うまでもない。気合いが大事である。

 <マダムの大きなお世話>:三鷹方面、武蔵境方面からバスで来る方へ 「天文台前」バス停で降りましょう。アナウンスを聞いて、ひとつ前のバス停「天文台裏」であわててお降りにならないないよう、お気をつけくださいませ。天文台裏から正門まで歩くと約5分のタイムロス!

 

 まずは受付へ

 ここでパンフレットとスタンプラリーの台紙&天文台内の地図をもらう。スタンプラリーの台紙をこのように /\/\ 蛇腹に折っておくと使いやすいヨ

 昨年、何人か蛇腹に折った方とすれちがい、うれしくなりました。

       

 スタンプラリー

 例年、スタンプラリーが催されている。私の手元にある過去の台紙と地図をみると、スタンプラリーのための番号がふってある。

(1) VSOP

(6) 太陽フレア望遠鏡

(2) 東大天文センター

(7) 重力波

(3) 65cm屈折望遠鏡

(8) 赤外線シミュレーター

(4) 自動光電子子午環

(9) すばる望遠鏡

(5) 光赤外干渉計

(10) 50cm反射望遠鏡

(11) ゴール 本館(本部)前受付

※これらの名称は施設の正式名ではなく、あくまでスタンプの名称

 ちなみにこの番号は、あくまでスタンプを押す枠の番号であって、見学順路ではない番号はとくに気にせず、心のままに、お目当ての施設からどうぞ。

 

 心のままに、お目当ての施設?

 ええっ?それじゃ攻略法になってないって!?

 たしかに。これまでは、番号は見学順路ではない と主張し、番号の逆順にまわるという方法をオススメしていた。かつて、1番枠の「VSOP室」がオープンするやいなや大混雑という体験をしたためである。(番号順に行こうと思った方々がドドッと押し寄せたらしい)

 だが、もう気にすることはない。

 なんと昨年から新たに逆周りコースが新設され、スタンプラリーは2バージョンになったのだ。したがって番号順にまわってもOK。快適に見学できると思う。

 早い時間帯は、自動光電子子午環、光赤外干渉計、太陽フレア望遠鏡、といった奥の方の施設が比較的すいている。とくに、太陽フレア望遠鏡へ行く道はなるべく明るいうちに通っておこう。

 この道はまるで高原の木立ちを思わせるようで、昼間はたいへんさわやかな道。ただし街灯がないので足下が暗くなると、ちょっとコワイ道。ちなみに木立ちの地面の下はTAMA300という観測施設だったりします。

 何度か三鷹キャンパスへ足を運んでいて土地勘がある人は、自分なりのコースを練っておくとよいだろう。

 

 施設見学

 スタンプラリーのコース以外にも楽しいコーナーがあるので、案内図をよ〜く見て、ぜひともお見落としのないように。(アルマがある間とか...)

 やっぱり4次元デジタル宇宙実験シアターが見たい!という方は、1回の上映につき定員20名と入場できる人数が限られているので、早めに行かれたほうがよいでしょう。とくに遠方からいらした方は、真っ先に行かれることをオススメします。

 また、web限定の見学に行こうも要チェック!これは事前にweb上で質問シートを作って見学に活用するというもの。主に学校見学用だが、宇宙や天文台について勉強したい熱心な子供たちにおススメ。

 

 無料でもらえるグッズが欲しい

 当日は各研究系ごとに何か配っている。もちろん、スタンプラリーを制覇すれば景品がもらえるのは言うまでもない。個人的にオススメは、いろんな望遠鏡のペーパークラフト。←めちゃめちゃ、よくできています。

 このほかにも、各研究系のパンフレットなど、当日いろいろ用意されているハズ。

 

 14:00より前に昼食とスタンプラリーを終える 

 14:00〜16:30が講演会。したがって、講演会を2つとも聴くためには14:00より前に昼食とスタンプラリーを終える必要がある。

 

 講演会を2つとも聴く

 

 (1) 14:00〜 「生命惑星は宇宙に充満しているのか?」

          井田 茂 先生(東京工業大学理学部地球惑星科学・助教授)

 (2) 15:20〜 「太陽系第十惑星はあるのか?」 

          渡部 潤一 先生(国立天文台天文情報公開センター・助教授)

 

 講師の先生は一般向け著書多数あり。講演後は著書販売とサイン会があるといいなぁ...。ちなみに握手は女性限定らしい、というのはうそ:P ファンの方はぜひどうぞ。

 講演会が行われるのは解析研究棟(通称:すばる棟)当日、迷わないようにビルの特徴を書くと、銀色の外壁に緑の窓枠という天文台の中ではやけに目立つビル

 

 講演会終了後は、食堂または模擬店でひとやすみ

 10月下旬の夜は寒いぞ〜。ホットコーヒーや豚汁などで体をあたためておこう。

 

 17:00〜 観望会へGO!

 グラウンドには国内の望遠鏡メーカーが大集合!!天文台の定例観望会でも使われている50cm反射望遠鏡では、昼はアークトゥルスとベガ、夜は月の観望が予定されている。大盛況につき整理券が配付されることもある。

 

 18:00〜 コンサートへGO!

 今年、三鷹キャンパスにグランドピアノが設置された。場所は講演会会場の大セミナー室。すでに何度かコンサートが開かれているとのこと。天文台にピアノがあるってステキ。星と音楽は相性バツグン、私もピアノ大好き

 特別公開日には18時より、笛・ピアノ・ベースによるコンサートがおこなわれる。(無料)

 天井のすばるを見上げながら、優雅なひとときを♪

 

マダムおすすめの見学スポット

 

 ALMA(アルマ)

 電波天文学界注目のALMA。

 ALMAのスタッフは芸達者揃い。話術がめちゃめちゃ上手い!学者というのが惜しい?ほど面白いので、当日は盛り上がることまちがいなし!もしスタンプラリーのコースに入っていなくても、絶対にとばすべからず。

 ASTE(アステ)あるか?

 今年の野辺山観測所特別公開で一般に初公開され、話題沸騰だったASTE望遠鏡。三鷹でも公開されるのか?当日にご期待あれ!

 

 TAMA300

 たまさんびゃくである。天文台と聞けば半球型のドームや大口径の望遠鏡を思い浮かべるのが常であろう。しかし、TAMA300は地下で天文の観測をしている。三鷹にこんな巨大な世界的な施設があったなんて!!と驚くこと必至。しかも、地下の実験施設を見学できるのは、年に一度の特別公開日のみ。ぜひ見学してみよう。ただし、地上の建物は地味なので注意が必要だ。(TAMA300の皆さま、スミマセン)

 ミニチュア模型のTAMA20cmを発見

「きゃぁ、か〜わいいっ (なでなで)・・・あのぉTAMA20cmだと、どの辺からの重力波なら検出できるんですかぁ?」

「うーん(困)・・・太陽くらい。」 

 だそうだ。

 

 開発実験棟

 1階で行われている理科実験がオススメなのだ!科学館の実験ショーみたいで、子どもたちが喜ぶことまちがいなし!しかもお子様用スリッパまで用意してあって、いたれり尽くせり。もちろん保護者の方もぜひどうぞ。ここでは毎年、風船が配られている。ちいさなお子様にはうれしいお土産。

 

 赤外シミュレーター

 1階で実験を楽しんだら3階までいって、ぜひシミュレーター(望遠鏡)を見てみよう。わざわざハワイまで行かなくても、すばる望遠鏡を見学したような気分が味わえる。一昨年は午後から行われた「主鏡を見よう!」でシミュレーターの上部までハシゴで垂直に登り、鏡の真ん中に自分の顔が映っているところを見せていただいた。当然パンツルックで出かけた私だが、これがもしスカートだったら... 後ろに行列をつくって待っている男性陣に大サ〜ビス!? ...になってしまうので気をつけよう。

 この人気アトラクション(?)が行われるのは年によってだが、3階から1階まで行列ができるほど大盛況だったことがありました。

 

 VSOP

 って、お酒の名前よね? 何をやってるところなの???

 と不思議に思ったら、ぜひとも行ってたしかめてみよう。いやし系のスタッフが真心をこめて懇切丁寧に説明してくれる。

 

 VERA

 って、妖怪人間の名前よね? 何をやってるところなの???

 と不思議に思ったら、ぜひとも行ってたしかめてみよう。ぎんが系のスタッフが真心をこめて懇切丁寧に説明してくれる。

 

 太陽系ウォーキング

 今年、天文台歴史館と第一赤道儀室をむすぶ通り沿いに太陽系の惑星をパネルで紹介する展示物が新設された。さっそく見てみよう。 

  

 50cm反射望遠鏡

 昼間は1等星アークトゥルスベガの観望が予定されている。

「ええっ!昼間でも星が見えるの〜っ???」

 と不思議に思ったら、ぜひとも行ってたしかめてみよう。#ただし、厚い雲があると見えましぇん。

 

 東大生協天文台支所

 特別公開日は、ここでお食事と喫茶ができる。100円ケーキ&お替り自由の100円コーヒーがgoodでした。

 ワタクシのもうひとつのおすすめは豚汁。こってりとコクがあり、味も量もお値段も満足することうけあい。お昼の定食に追加していかが? 夜になって、観望会の前に単品で食べるもよし。冷えた体にあつあつ、ふうふう。おいしいよ〜

 

 NAOグッズ

 2002年、新しくNAOグッズができた。これは天文台見学のお土産用に、天文台の許可を得て東大生協が作成したオリジナルグッズ。天文学振興財団のNAOグッズは一部、通販で購入できるが、こちらのグッズは、ここでしか買えない。しかし、野辺山へ引っ越して以来ワタクシ、ここの売店を訪れていないので状況がわかりません。ひょっとすると売り切れて、新たなグッズができたかも?未確認でスミマセン...。

東大生協の初代NAOグッズは全部で6種類 ちなみにこれらはワタクシの私物でございます

 マグカップ 900円、携帯ストラップ 800円、キーホルダー 500円、缶バッジ 大400円 中340円 小280円 全部1個づつ買うと合計3,220円

 <マダムの大きなお世話> 税込み 3,381円でございます。

 

 天文学振興財団&日本天文学会のNAOグッズ

 ビデオ、ポストカード(数種類)、フォトカード、スターウイークTシャツ、すばるTシャツなどがある。

 ワタクシの好みは、すばるTシャツの黒。(胸元にSUBARUのロゴ、バックにすばるドームのプリントがあるタイプ)各種サイズあり。

 一部の商品は通信販売で入手可能。

 

 

 という感じで、ぜ〜んぶオススメでゴザイマス。見どころ満載だから全制覇してくだちゃい。

 ではみなさま、充分にイメージトレーニングの上、10月23日をおむかえくださいませ。

 

楽しんでネ!


 バリアフリー情報

  車イスで入れるお手洗いは5ヶ所にあるヨ。

  赤ちゃんの授乳、おむつ替えは職員に声をかければOK!

  ベビーカー、シルバーカー可。(というより必需品) 見学順路に階段があったら係の人に「ベビーカーなのでエレベーターを使いたい」という感じで申し出てみて。

  万が一のケガや気分が悪いといったときは、遠慮しないでスタッフに声をかけましょう。例年、看護師さんが待機しています。徒歩3分くらいの近所に天文台クリニック(内科、外科、皮膚科、リハビリ科)という医院もありますが、土曜日なので診療時間は午前中だけです。


 交通情報

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