空の友 「天文台マダム日記☆番外編 空の友」は個人が作成しているページです。このページに関しての関係各所へのお問い合わせは固くご遠慮願います。 |
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※入間基地団体見学について
団体見学は10名以上のグループで平日のみ。事前申請が必要。日本国籍保有、事前の個人情報提出、見学当日の団体行動、身分証明証持参など参加に当たりいくつか条件がある。問い合わせは入間基地広報班まで
屋外展示 記念碑、航空機、装備品、隊員(?)
見学は修武台記念館前の屋外展示からスタート。航空祭でも立ち入れるエリアだが、エプロン地区から離れているため訪れたことはなかった。 この日はお天気に恵まれ、絶好の撮影日和。しかも6月とは思えないほど暑い。
一同マイクロバスに乗り込み、入間基地のなかをぐるりと一周。ふだんは見られない貴重な眺めに歓喜しつつ、窓越しにカメラを向けて撮影する。
機体見学は C-1(シーワン)中型輸送機。やったー! そんなC-1は、とても頼りになる輸送機。優れた機動力により、未舗装の短い滑走距離でも離着陸が可能だ。ちなみに最短600mの滑走で離陸でき、460mで着陸できる。最大積載量は8トン。大小貨物はもちろん、人員60名、担架にのせた患者なら36名を輸送できる。一度に多くの物資や人員を運べて、短い滑走距離で離着陸できるC-1は、救援物資の空輸、急患輸送の大きな担い手となっている。 じつは、私が住む地域は入間発着の機体が上空を通過している。熊本地震などの災害時には、夜中に何度もC-1の通過音を聞くことがあり、夜を徹した支援活動の様子を感じている。
森林迷彩塗装が施されたC-1の機体は、ぽってりとした胴体のふくらみ、輸送機らしい高翼式主翼、そしてT字形の尾翼がじつにチャーミングである。ちなみに、この巨体で90度まで平気でバンクできるそうな。(汗;) C-1輸送機の輸送機離れした運動性能を見たい人は、ぜひ入間基地航空際へおいでませ〜! では、いよいよ機内へ。前方扉からC-1に乗り込む。
C-1輸送機を運用する第二輸送航空隊第402飛行隊では、おもに国内での人員輸送や物資輸送、陸上自衛隊の空挺降下支援などを任務としている。はて? 空挺降下って、なんですの? という方のために、動画を貼っておいた。これが空挺降下だ! 高度約340m、機速度約210km/hからの落下傘降下、つまり、東京タワーの高さを、新幹線の速度で飛ぶC-1から次々に空挺隊員が飛び出す様子をご覧アレ。
自衛隊唯一の空挺部隊である陸上自衛隊 第1空挺団の華麗なる実演は、入間基地航空祭でも見ることができる。(※悪天候の場合は中止) ぜひぜひ入間基地航空際へおいでませ〜! 厚生センターは隊員のための福利厚生施設である。コンビニ、食堂、理髪店などがあり、洋品、雑貨、クリーニング、書籍、文具など、ひととおりの生活必需品が手に入る。ここには基地で働く人のための託児所もあり、庭におかれたすべり台や遊具がかわいらしい。 売店(PX、BX)では、自衛隊グッズなどのおみやげが買える。ただし「隊員が使う階級章とか制服は買わないで下さい。」とお達しが!(そもそも一般人は買えないぞ) コンビニ内にATMがあった。BXでおみやげをいっぱい買いたくなってしまったら、ATMへGO!だ。 お店のなかも撮影OKをいただいたので、魅惑の IRUMA BX をご案内。
ブルーインパルスのグッズがいっぱい! パッチもズラリ! 航空自衛隊の各基地、各部隊のTシャツも品揃え豊富だ。さすが、基地内売店。 せっかくなので入間基地の部隊マークTシャツを探してみよう。402飛行隊(ペリカン)、第2輸送航空隊、航空救難団、飛行点検隊とか、あるかな〜と思ったら、なんと!これらが全部プリントされたTシャツがあるではないか。う〜ん、どれにしよう。
結局、小松Tシャツを2枚買った。(ごめん入間...汗;) これ着て小松に行ってきます。
ここから少し離れた場所に第二厚生センターがある。
お昼ごはんは隊員と同じ食堂で、同じ食事をいただく。この日のメニューは、ジャージャー麺、大根の和風サラダなど。 この食事、見た目以上に栄養バランスが良いのである。 大盛りの大根サラダは、ワカメがどっさり入ってミネラル豊富。しかも和風ドレッシングをかけたあと、仕上げに海苔とかつお節をパラリと投下して、さらにミネラルとカルシウムを強化。サラダだけで満腹になりそうな量だが、大根の食感にかつお節の風味がマッチして、おいしくいただけた。 キムチは乳酸菌などが豊富な発酵食品。バナナに含まれる糖分は素早くエネルギーになり、しかも長く持続するため筋トレに最適! ほかの日のメニューも拝見したが、食材の組み合わせが秀逸だ。隊員のみなさんの健康を支える食事だけに、よく工夫されているなあ、と感心した。 しかし、私たちがふだん食べる食事とくらべると、だいぶ量が多い〜! 完食したらお腹いっぱい。ごちそうさまでした。
パッと見たところ、大学の学食や社員食堂のような入間基地の食堂。しかし、なにかがちがう。デジタル迷彩の制服が目立つせいだろうか? 隊員のみなさんと食事を共にして気づいた。これだけ大人数が集まっているのに、過剰なおしゃべりの声や、大笑いなどが聞こえてこないのだ。そして隊員の皆さんは食事を食べるスピードが早い。食べ終わったグループが一斉にサッと席を立つ様子にも規律を感じた。 さて、お昼ごはんを食べ終えた隊員たちは、何をしているのだろう...? 食堂の外へ出ると、そこには昼休みにスポーツを楽しむ隊員たちの姿がっ! あれだけ運動して、まだ身体を動かすんですかっ?! (;゚□゚)! ちなみに外は炎天下。いざというとき自衛官は頼りになるぞ! テーブルの上にはさりげなく...
旧軍の航空の歴史から、航空自衛隊の創設、現在までの歴史的資料が展示されていている航空資料記念館。さすがは本家本元の防衛省、レプリカではない、本物の実機が数多く展示されている。 衝撃だったのは「桜花」の実物があったこと。靖国神社でレプリカを見たことはあったが、この場所に、このような形で桜花の実機が展示されていたとは知らなかった。 ボロボロになった木製の主翼、ていねいに復元された機体や部品...。 国内に現存するただ1機の桜花を目の前にして、私は動くこともできず、ただただ見つめていた。 実機は語る。戦火の中で散っていった機体、海から引き上げられたエンジン、錆びてバラバラになって、でも人の手によって磨かれ、ふたたび復元された部品。それらが放つ無言のオーラというものは、やはり凄いとしか言いようがない。そして、これらの実機展示を語ることは、言葉を尽くすほど難しい。 できれば多くの人に訪れて欲しい場所だが、その際はどうか無垢な心でここに立って欲しい。 静かに、実機と向きあい、対話をして欲しいと願う。 記念館を出て、保管庫に展示されている機体を見学する。ここは撮影OKとのこと。 ずいぶんと古い複葉機の展示が目をひく。製造年は明治43(1910)年。 当時、世界各国で愛用されたアンリ・ファルマン機であった。 このアンリ・ファルマン機は、なんと日本で初めて、所沢で飛んだ飛行機とのこと。 しかもプロペラとエンジン、およびその周辺部品は実物を装備した世界で唯一の機体。復元機とはいえ100年以上も前の機体が、昔飛んだそのままの状態で保管されているのは感動だ。
アンリ・ファルマン機の反対側には、F-1の空自初号機の姿が! 1号機の多くは岐阜で余生を過ごしていると思いきや、ここでお目にかかるれるとは。このF-1初号機は実戦配備で運用され、1977年から2006年まで活躍した長寿機とのこと。F-1の隣には空自救難ヘリのV-107(バートル)が展示されている。2009年の入間基地航空祭でのラストフライトを思い出す。
以上、保管庫で興奮して、見学は終了。 最後に感想をまとめておこう。
航空自衛隊 入間基地 広報担当さま、入間基地隊員の皆様、お忙しいなか見学をさせていただき、誠にありがとうございました。 そして、今回の団体見学をセッティングしてくださった世話人のみなさん、どうもありがとうございました。
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