海の友 「天文台マダム日記☆番外編 空の友」は個人が作成しているページです。このページに関しての関係各所へのお問い合わせは固くご遠慮願います。 |
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海上自衛隊横須賀基地艦艇見学レポ 2017年
まずは後ろ甲板のシースパローミサイル発射装置(GMLS 3A-1)を見学。射程は10kmちょい。発射して2秒で見えなくなるそうな。速っ! 実弾が装填されているか否か、何発装填されているかは軍事機密なので、必然的にこのような言い回しになる。この点をご了承の上、読み進めていって欲しい。
飛行課の仕事
続いて、飛行課の仕事について説明していただいた。千葉県館山市の第21航空隊から、SH-60K 哨戒ヘリコプターを搭載し、日本周辺海域を航行する潜水艦や不審船にに目を光らせる。主に対潜水艦で、大規模災害時の人員輸送、人命救助が主な任務だ。護衛艦から飛び立ったSH-60Kは燃料を満タンにして約3時間飛べる。ホバリングによる滞空能力を生かし、潜水艦を捜索しつつ攻撃する。潜水艦にとって哨戒ヘリは、こわ〜い存在なのだ。
陸とはちがって、波間に揺れる護衛艦に降りたつためには、大変高度な技術が要求される。着艦の様子を説明していただいた。 縦横に揺れる甲板の上で、ヘリは50cmぐらい浮いた状態で待機する。飛行長が絶妙のタイミングを見計らって「今だ!」と合図をだし、一瞬で「どすん!」と降りるとのこと。本当に「どすん!」とか「どん!」という感じなのだそうだ。 その誘導を行うブースがこちら。
私も質問してみた。 大型艦のような医療設備がないので、ケースバイケースで対応する、ということらしい。 隊員さん:「簡単な手術ができる設備はあるんですけれども...」 な、なるほど。 執務室 隊員さんたちが仕事中の執務室へお邪魔して見学をさせていただいた。機密がいっぱいなので、ここは撮影禁止。 なんと、天井の一部に手術用の照明が ついているっ! 執務室なのに? 手術用照明の下にあるテーブルでは、隊員が書類を広げて通常の執務をしている。がっ、いざというときは、そのテーブルが手術台になるそうだ。 射程が約100kmの対艦ミサイル。途中までは誘導するが、ミサイルが敵の艦に近くなると、勝手に自分で当たって行く、ということ「らしいです」。(笑) 質問:「発射するとき、向きは変えないんですか?」 ・・・たしかに。 隊員「どちらの向きに打っても計算上は同じなんですけど、実際上は、目標に近い向きに打った方がロスが少ないので、遠くまで飛ぶと思います。残ってる燃料が多いぶん、着弾したときの爆発力が大きくなるので、なるべくロスは少ない方がいいですね。」 艦対艦ミサイルのハープーンだが、実弾の入ったキャニスターを4連装の架台に設置する。予算上の制約からか、通常は架台に2発のみ載せている。よって「ゆうぎり」にはハープーンの実弾が4発搭載されているの「かもしれない」ですなw。 ちなみに、このハープーンミサイルがこの艦のなかで、武器的には一番強いことになっているようだ。射程が一番遠いというのが理由だが、とはいえ、ミサイルを3、4発打ち込んでも沈没までには至らないが、短魚雷が1発でも命中すれば沈没するので、破壊力としては、短魚雷のほうが強いとのこと。 そこで、ヘリなどの航空機が重要になってくる、と説明があった。
艦橋 赤と青のほうが艦長の椅子で、赤一色は司令の椅子。椅子の色は階級で決まっている。指司は1佐なので赤ということ。当然、素朴な質問がでた。 「どっちが偉いんですか?」 艦長の権限はこの艦だけ、司令は艦を2〜3隻たばねる立場。したがってこの艦で一番えらいのは艦長で、階級でいうと司令の方が上です、との回答。 つまり...どっちも偉いよ!とツッコミたい。
62口径76ミリ速射砲 最後の見学場所である前甲板で、速射砲を見学。1分間に80発という速度で発射。高速の航空機やミサイルを攻撃できる。 「映画や写真で昔の戦艦を見ると、艦のいたるところに砲台がついてますが、さすがに1分間に80発も打てれば... ということで、ほかの艦を見てもわかるように、現在は1つだけになっています。」 この日は大変天気がよく、甲板で空を見るのが本当に気持ち良かった。快晴の青空にはためく旭日旗が美しい。
これにて見学は終了。最後に感想をまとめておこう。 ●乗員は約200人。じつは常に人員が足りていないという実情をお聞きして胸が痛む。「いずも」のように大きな艦ができて、輪をかけて人員が不足しがちだという。本当に、海上自衛隊は少人数でがんばっている! ●ユーモアあふれる対応にホッコリ。思わず顔がほころんだ。説明がとてもわかりやすかった。私たちのグループの説明を担当してくださった、みなみさん、各セクションでご説明いただいた隊員のみなさん、本当にありがとうございました。 ●見学中、艦内のあちこちでお会いした隊員の方々が敬礼で私たちを迎えてくださった。広報活動とはいえ、お忙しい任務の合間に、ご好意で見学させていただいていることに変わりはない。礼儀正しい対応に感激した。 ●「ゆうぎり」カレーはスパイシーで美味しい。横須賀のお土産に迷ったらオススメする。
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