●説明を聴くコツ

野辺山

ひとつのパネルの前では、基本的に同じ内容について説明している。途中で興味をひかれたら、しばらくその場にとどまり最初からもう一度聴いてみよう。

●質問してみる

野辺山

説明を聴いて聞きたいことが浮かんだら、質問してみましょ　こんな初歩的なことを...とか、前の人の質問がマニアックだったから...といった心配はご無用。プロの懐は広い！子供からマニアまで、ちゃんとレベルをあわせて説明してくれるから大丈夫

●順番待ち

野辺山

せっかく興味をひかれて質問したいと思っても、前の人の質問がなかなか終わらなかったり、専門的なやりとりが続いてタイミングをのがしてしまうことも。とはいえ、マニアックなやりとりが行われているときは、うしろで黙って聞いていると、思いもよらない内容が聞けてためになる。待ちきれない場合は「質問コーナー」を利用するのも手だ。

　

●ブツリおじさん！？

野辺山

ときどき荒唐無稽な自説で天文学者にくってかかるような、明らかにとんちんかんなおじさんがやってきたりもする。（私は物理おじさんと呼んでいる）話を聞いていると、これはこれで別の意味でおもしろい。が、時間がかかりそうだと思ったら、他をまわってから戻ってきてみよう。

●服装

野辺山

野辺山の夏は爽快！！晴れていれば言うことなし。カジュアルな服装で、高原のリゾートを楽しもう。日差しが強いので帽子は必需品。とくに女性の方はUV対策をお忘れなく。午後よりも午前のほうが日焼けしやすいので、たとえ涼しく感じても午前中の日差しには要注意。　

天候がかわりやすいので、急に肌寒くなった場合を考え、薄手のパーカーなどがあれば便利だ。野辺山観測所の敷地は広く、受付から45ｍ望遠鏡までは約500メートル離れている（往復するだけで1kmのウォーキング）見学の際は、建物ごとに靴を脱いで入るので、歩きやすく着脱しやすい靴を。

●持ち物

野辺山

スリッパをお持ちくださいませ。建物内へは靴を脱いで上がるため、野辺山の公開日案内特別公開日のポスターや案内にも上履き持参と明記されている。観測所にも多少スリッパの用意はあるが、特別公開日には毎年2000人前後の来場があるので、明らかに数が足りない。お手数ですがご持参くださいませ。脱いだ靴を入れる袋も持参すれば、さらに良し！

●飲み物

野辺山

避暑地の野辺山とはいえ、昼間はまだ暑い。熱中症予防のためにもペットボトルや水筒など、飲み物をご用意ください。なお観測所内でも飲料の販売があります。

●白い上履き

野辺山

子ども用に幼稚園や保育園の上履きがあれば、スリッパよりも歩きやすい。上履き入れとともに持参すれば、お子さんも喜ぶでしょう。とくに45ｍ観測棟と本館の階段で重宝することまちがいなし！

ちなみに上履きを持ってくる場合は、白いバレエシューズに名前が書いてあるような、いかにも上履きというのにしましょう。ほかの見学者に「あの子、靴で上がってる？」という誤解を与えてしまわぬよう...保護者の皆様よろしくお願いいたします！

●A4

野辺山

A4の書類が入る大きさのバッグ類を持っていくと便利だ。各コーナーでもらえるパンフレットや望遠鏡メーカーのパンフレット、クイズに正解するともらえるペーパークラフトは、ほとんどがA4の大きさ。クリアホルダーがあれば完ペキ！

●ピクニック3点セット（レジャーシート、おべんとう、水筒）

野辺山

観測所内の飲食物販売は、本館玄関前の南牧村商工会のテントにてどうぞ。炊き込みごはん、おにぎり、地元の野菜を使ったメニューやアイスも販売。お弁当を持参し、日陰でレジャーシートを広げるのも気持ちいいよ♪

●午前9時30分

野辺山

ゲートオープンと同時に朝一番で入場する。もちろん、正門の前で開場前から並んで待つことは言うまでもない。
待っているあいだは、この攻略法を印刷、またはスマホで熟読すべし。
（このページ、ウインドウは長いし、見せ方も古いんですが、印刷できるのが強みです）

　朝一番の入場の様子。例年こんな感じでにぎわいます。

●まずは受付へ

野辺山

ここでパンフレットとスタンプラリーの台紙＆観測所内の地図をもらう。

●予約が必要なものは、先に予約をする

野辺山

特別講演会

会場：本館２階　※定員　各200名
11:00〜 12:00　（開場10:30）
『身近に宇宙を感じる県、長野県』
　大西　浩次　先生　
※整理券配布開始：本館玄関前にて 9:40〜 整理券を配布。先着200名

14:00 〜 15:00　（開場13:30）　　
『電波で輝く天の川銀河ー野辺山45m電波望遠鏡による銀河面サーベイ』
　梅本　智文　先生
※整理券配布開始：本館玄関前にて 13:00〜 整理券を配布。先着200名

【注】特別講演会はインターネット中継あり

『身近に宇宙を感じる県、長野県』
配信サイト：YouTube / ニコニコ生放送

『電波で輝く天の川銀河ー野辺山45m電波望遠鏡による銀河面サーベイ』
配信サイト：YouTube / ニコニコ生放送


4次元デジタル宇宙シアター
　※対象：小学生以上　←　立体視による目への負担から年齢制限あり
会場：自然科学研究機構 野辺山展示室

受付開始より抽選で整理券を配布　上映時間：30分／各回50名
　1回目上映：11：00〜（←この回の抽選受付／10：00〜10：30）
　2回目上映：13：00〜（←この回の抽選受付／12：00〜12：30）
　3回目上映：15：00〜（←この回の抽選受付／14：00〜14：30）

野辺山

　●講演会、ミニ講演会、サイエンスカフェをチェック　

野辺山

ではイベントごとに、くわしく案内していきましょう。

特別講演会　本館2階にて（※要整理券／配布開始：9：40〜　本館玄関前にて）　

11：00〜12：00 　（開場10：30）
『身近に宇宙を感じる県、長野県』
　大西　浩次　先生　（長野工業高等専門学校一般科教授）
インターネット中継
YouTube / ニコニコ生放送

大西先生の公式プロフィールはこちら

博士（理学）、長野工業高等専門学校一般科教授。
専門は重力レンズや系外惑星探査、天文教育など。 日本星景写真協会副会長として「星景写真」の普及活動も行なっている。 いま、「長野県は宇宙県」の魅力を伝える 伝道師を目指している。


マダムによる非公式プロフィールはこちら

世界一、ガリレオのコスプレが似合う天文学者。とはいえ、冬ならまだしもこの暑い夏にガリレオの格好は勘弁してあげて欲しい。天体写真家としても著名。ロビーで大西先生の作品を展示しているので、ぜひ鑑賞していってください。


14：00〜15：00　（開場13：30）（※要整理券／配布開始：13：00〜　本館玄関前にて）
『電波で輝く天の川銀河ー野辺山45m電波望遠鏡による銀河面サーベイ』
　梅本　智文　先生　（国立天文台野辺山観測所・助教）　
インターネット中継
YouTube / ニコニコ生放送

ダンナの公式プロフィールはこちら（以下転載）

1961年、福岡県生まれ。東北大学大学院博士課程修了。理学博士。国立天文台野辺山宇宙電波観測所助教。
専門は電波天文学、星形成。星がどのように生まれその質量がどうして決まるかを明らかにするため、野辺山４５m電波望遠鏡を用いて、 私たちの天の川銀河の分子雲をくまなく観測するレガシープロジェクト「銀河面サーベイ」に携わっている。 09年から１２年にNHK教育テレビ/高校講座・地学の講師も務めた。


マダムによる非公式プロフィールはこちら

レガシープロジェクト「銀河面サーベイ」に携わってからというもの、観測シーズンはほぼ単身赴任状態となるため、夫婦ともに独身生活を謳歌...おっと口が滑った...寂しい思いをしている。
講演内容は、この7月に論文が受理されたばかりのホットな話題。なお、3月の妻の誕生日に「論文が受理されるまでワタクシの誕生日祝いは延期するから、来年の誕生日が来てしまう前に1日も早く論文を出しなさい！」と妻からプレッシャーをかけられ奮闘した。
　　　　　　　　

特別講演会は例年、午前・午後とも満員御礼で、立ち見がでるほどの大人気。前のお席はお早めにどうぞ。

アルマ・ミニ講演会　　※ 場所：ヘリオグラフ観測棟 2F　／　先着順（各回30名）

　10:00〜10:30、10:00〜10:30　「アルマ望遠鏡で探る 宇宙の歴史」
　14:00〜14:30、15:00〜15:30　「アルマ望遠鏡で探る 星と惑星の誕生」

　●スタンプラリー　　今年の景品はなにかな？！

野辺山

チェックポイントは5箇所。（45ｍ望遠鏡エリア、自然科学研究機構 野辺山展示室エリア、アルマ・アステエリア、太陽電波エリア、大阪府立大学1.85m電波望遠鏡エリア）4個以上、スタンプを集めると、2017年特別公開日特製オリジナルグッズがもらえるよ。

野辺山観測所は敷地面積が広い。入り口から45mエリアへは直線距離で500ｍ。あちこち見ながらひとまわりすれば、軽〜く2kmは歩くでしょう。見学しながらウォーキングを楽しんで身体をリフレッシュ！熱中症予防のため、こまめな水分補給を。

●無料でもらえるグッズが欲しい

野辺山

例年、さまざまなグッズが配付されている。
スタンプラリーの記念品（今年のオリジナル限定品）、オリジナルポストカード、アルマグッズなど、各コーナーで、いろいろ用意される予定。

●天文グッズを買いたい

野辺山

本館前広場の「ほにゃぷらん」テントにて天文台グッズを販売。（天文台キーホルダー・天文台ピンバッジ・天文台Tシャツ）

本館玄関前で海ノ口郵便局によるオリジナル切手（電波望遠鏡の写真入り）を販売予定。

●ヘリオグラフ観測棟エリア

野辺山

太陽電波
太陽電波を受信してみよう！
　場所：ヘリオグラフ観測棟前（屋外）
　時間：午前10:00 〜12:00 　午後13:00 〜15:00

太陽電波観測室公開＆展示パネル（名古屋大学）（1F）
　最新太陽画像や観測装置、太陽の情報が満載。

パラボラで遊ぼう　（屋外・芝生の上）
　離れた2つのパラボラに向かって、ひそひそ声で話してみよう。あれれ？ナイショ話が聞こえちゃう？！


電波望遠鏡一号機の展示 （屋外）　国立天文台 アストロ・トピックス (317)参照


アルマ・アステ
南米チリで宇宙を見る！アルマ望遠鏡・アステ望遠鏡
　南米チリから成果続々！アルマとアステについて、スタッフが直接、ポスターと映像でご紹介。最先端の研究成果と「ガテンな話」を聞いてみよう。南米チリ、標高5000ｍの荒野で確認できる「生物」といえば天文学者だけらしい...？　本当かどうか聞いてみてね。

ALMA標高5000m！アルマ望遠鏡VR体験コーナー　※対象：13歳以上　←　立体視による目への負担から年齢制限あり
バーチャルリアリティ（VR）ゴーグルで南米チリの標高5000ｍの荒野にある望遠鏡施設を疑似体験！
上下左右に迫力の景色が広がります！

電波ぬり絵
アルマ望遠鏡の観測成果を使って、電波観測のデータ解析をぬり絵で体験してみよう！

ALMAミニ講演会　　※ 場所：2F　／　先着順（各回30名）

　10:00〜10:30、10:00〜10:30　「アルマ望遠鏡探る 宇宙の歴史」
　14:00〜14:30、15:00〜15:30　「アルマ望遠鏡で探る 星と惑星の誕生」

アルマの最新成果に興味津々。研究者の解説を聞いてみよう！

●本館エリア

野辺山

2階の講義室
ここで講演会が行われる。後ろの方は混雑しがち。立ち見が出るほど人気なので、早めに行って、なるべく前の席に座って待つのがマル。もし、後ろの席でスライドが見えにくかったら...手元のスマホでネット中継にアクセスし、音声を消して画面を確認するといいかもね。


休憩室（食堂と談話室）
ひとやすみ、ひとやすみ。本館1階の食堂と談話室を、休憩室として解放している。テーブルとイスがあるので、食べ物を持ち込んでOK。ゴミのお持ち帰りにご協力ください。


総合案内所
困ったら、ここへ。家族とはぐれてしまった、落とし物をした、あの企画はどこでやっているの？など、こちらでおたずね下さい。


スタンプラリー　ゴール！
本館前テント。4箇所以上のスタンプを集めてオリジナルグッズをもらおう！


物販コーナー
信州大学農学部（本館前のテント）
信州大学で作った農作物や加工品を販売

海の口郵便局（本館前のテント）
オリジナル切手やハガキを販売。野辺山を訪れた記念に、いかがですか？

南牧村商工会青年部（本館前のテント）
食べ物、飲み物、オリジナルグッズの販売。熱中症にならないよう水分補給はこまめに。

ほにゃぷらん
天文台グッズを販売。

●大阪府立大1.85m電波望遠鏡　エリア

野辺山

1.85m電波望遠鏡の見学ツアー
（9：30〜16：00まで随時☆所要時間15分程度）
場所：ヘリオグラフ観測棟の裏手の白い屋根
年に一度の特別公開日。白いレドーム内部へご招待。

おすすめ。普段はレドーム内に収められている1.85m電波望遠鏡を見てみたい！

この小さい望遠鏡の得意ワザ（強み）ってな〜んだ？

この機会にぜひ聞いてみてね！

●食べ物　飲み物　売店

野辺山

南牧村商工会が本館玄関前にテントを出して、食べ物、飲み物、天文台グッズを販売するよ。

（参考）昨年販売していた食べ物の例：炊き込みご飯・おにぎり・サンドイッチ・キュウリの浅漬け・茹でトウモロコシ・冷やしトマト・ソフトドリンク各種・カップアイス　※今年の品はわかりません。

天文台グッズ：※今年のラインナップは現地で見て下さい
（参考）昨年販売していたグッズの例：天文台キーホルダー・天文台ピンバッジ・天文台Tシャツ


【構外】となりの建物・南牧村ベジタボールウィズでも食べ物、飲み物、お土産（天文グッズなど）を販売。

●自家用車駐車場（レーシングキャンプ野辺山）※旧野辺山スキー場のことです

この日、天文台入り口の駐車場は大型バス・障害者専用となるため、自家用車は近くにある野辺山スキー場の駐車場へ誘導される。スキー場からは無料シャトルバスがあるのでご安心を。
※公式ページの「無料シャトルバスの運行時刻表」はこちら

野辺山スキー場からの眺め

　　

野辺山観測所の全景が見渡せる

各棟ごとにお手洗いがある

野辺山

すべて水洗トイレです！　念のため... 　

介助犬、ペット

野辺山

ペットを連れての入場は屋外はOK。屋内はご遠慮下さい。シャトルバス利用の際はケージの用意を。

盲導犬、介助犬の入場は、もちろんOKです。
階段や段差が多いので、スタッフに声をかけてくださいね！

身障者用トイレ　2カ所（本館・45m観測棟の横）車イスで入れる　おむつ替えシートあり

野辺山

本館に身障者用トイレがあります。

身障者用トイレは45ｍ観測棟の横にもある。ただし扉が引き戸ではなく手前に開けるタイプ。（扉も重たいデス。手や指を挟んだりしないよう、ご注意ください）
「身障者トイレなのになんで？？」と思われるかもしれませんが、引き戸にすると、すきまから雪が入りこんで開かなくなってしまうため、苦肉の策なのだとか。なにしろ野辺山の吹雪はブリザード並なので...。


　

授乳、おむつ交換

野辺山

授乳室が45ｍ観測棟（45m電波望遠鏡エリア）と、ヘリオグラフ観測棟（太陽電波エリア）に設置されている。
（スタンプラリーの地図参照）

おむつ交換は、本館（1階多目的トイレ）、45m電波望遠鏡の観測棟のとなり（玄関脇の多目的トイレ）、ヘリオグラフ観測棟の1階、女性休憩室の前室屋）で、できます。

休憩所

野辺山

9:30 〜15:30
本館1階の食堂と談話室を、休憩所として解放している。テーブルとイスがあるので、食べ物を持ち込んでOK。ひとやすみ、ひとやすみ。ゴミのお持ち帰りにご協力を。

（雨天時のみ、12:30〜13:30　2階の講演会場も解放）　

ベビーカー、シルバーカー

野辺山

屋外ではベビーカー、シルバーカー可。（というより必需品）建物へ入るときは入り口に置いておこう。

喫煙

野辺山

喫煙できる場所は「守衛所近くの喫煙所」1箇所のみ。（所内は禁煙）

もし具合が悪くなってしまったら？

野辺山

本館、45m観測棟、ヘリオグラフ観測棟、それぞれの棟に救護室がある。当日は看護士さんが待機しています。万が一のケガや気分が悪いときは、遠慮せず、近くのスタッフに声をかけてください。

近所には野辺山へき地診療所があり名医がいますが、土曜日なので休みです。急患の場合は即、救急車の手配を。