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、問題マダム日記 ※これらはネタである。 |
(ふぉんと・べると)
●フォント・ベルトとは 銀河中心から放射される特殊な電磁波の帯。我々の太陽系も1万数千年の周期でこの帯に進入し、2000年の歳月をかけて通り抜ける。すでに太陽はフォント・ベルトの中へ入っており、2012年12月23日には地球もこのフォント・ベルトの中へ入ると言われている。
●地球とフォント・ベルトの関係は? この特殊な電磁波を受けることにより地球上のコンピュータは、フォントファイルに異常をきたすことがわかっている。webやメールが文字化けしたり、ビジネス文書が「丸文字」や「たれフォント」になるといったお茶目な影響が懸念されている。2012年までは、とりあえず対フォント・ベルト用のパッチをあてるだけで修復が可能だという。 しかし、地球がこのフォント・ベルトの中を通過する2012年以降は、あまりに強力なエネルギーが降り注いでくるため、すべてのフォントファイルがクラッシュされるという説と、未知なるエネルギーによってフォントファイルが霊的な進化をとげ、これまで人類が経験したことのない、恐るべき高次元フォントが出現するという説とがある。
●フォントとは
お気づきであろうか。 普段はそれほどフォントファイルを気にする必要はないのだが、実はこのフォントファイルがないと、入力した文字情報を画面で見たり、印字することができない。したがって、フォントファイルがクラッシュするという事態は、一見地味なようだが、人類の知的生産活動に対しては確実なダメージを与えるのだ。 地球上のすべてのフォントファイルがクラッシュした場合、まずは、文字情報をプリントアウトに頼っていた管理職が情報中枢をSEに奪われて失脚、各社で社内クーデターが発生する。その後ビジネスシーンはハッカー同士の戦場となり、偽ヘッジファンドが暗躍して株価は暴落、世界恐慌が起こるであろうことは疑う余地がなく、場合によっては戦争の勃発も有りうるという。 いずれにしろ、深刻な影響がでることはまちがいないのである。
●こんな大事な情報が、なぜ公表されないのか もちろん、世界を影で支配する組織(ユ●ヤ)の陰謀だ!
●巨大電子レンジが地球を食らう しかし、それ以上に深刻なのはフォント・ベルトの電磁波が地球環境に与える影響だ。 超強力な電磁波の帯を通過するというのは、たとえるなら、ちょうど回転する銀河に対して垂直に、巨大な電子レンジが口をあけて構えているようなものである。 太陽系がこの巨大電子レンジに入ると、地球は「解凍モード(冷凍食品を解凍するときと同じ)」となり、南極大陸の氷が溶けたり、気温が上昇するといった地球の温暖化がすすんでしまう。 そのため、おしゃれで優秀なコンテンツを備えたクール・サイトも温暖化によってcoolでなくなってしまうので、ただちにサーバーを冷却しなくてはならない。本来は特殊な冷却装置を用いるのが望ましいのだが、乱暴なプロバイダーだと、直接サーバーに氷を入れたり、バケツで水をかけたりするところもあるそうなので注意が必要だ。 いずれにしろ、フォント・ベルトを脱するには2000年の時を経なくてはならない。それまでにはプロバイダーも淘汰され、安全な冷却装置を持った良心的なプロバイダーが生き残っているものと思われる。 ちなみに2000年後の西暦4013年12月22日、フォント・ベルトを抜ける瞬間には、おなじみの「チーン♪」という音が聞こえるらしい。
●フォント・ベルト、おそるべし すでにMacintoshのような優秀なパソコンは、敏感にフォント・ベルトの影響を感じ取っている。最近、ウチのiMacがよくおちるのも、Sad Macがでちゃったのも、なにもかもすべて、みなフォント・ベルトのせい。これ、ふぉんと(本当)●~*
このお話はフィクションでございます。なお「フォトン」ベルトとはなんの関係もございません:p 国立天文台の「フォトン」ベルトに関する情報は こちら
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